年齢とともに変化する髪質。それは、頭皮や毛細血管の老化によるもの。年齢を重ねても、ツヤやかで健康な髪を保つ秘訣がヘッドスパにあります。
髪質の変化は3種類
ツヤの減少、うねりの発症、白髪や衰弱毛。この3つの「見える症状」が、加齢とともに進行する髪質の変化です。
どの症状が先に出るか、または複数が重なって始まるかは、生活習慣や現在までのヘアケアにより異なります。
まずは、気付いた症状から着手し、未来の予防ケアを兼ねて、健康で美しい髪を保ちましょう。例えばあなたが50歳なら、生えてくる髪も50歳です。
このページは、一番多い悩みの「ツヤの減少」についてご説明しています。
ツヤの減少と関連する症状
「ツヤの減少」を感じるタイプには、他の症状も現れています。
まずは、ヘアカラーの色褪せが早くなっていることです。そして、ウェーブパーマはカールが弱くなり、ストレートパーマは枝毛が目立ち、どちらのパーマも長持ちしなくなります。
また、指通りの悪さや毛先のもつれを日常で感じていることでしょう。
外的要因と日常に潜む原因
ツヤが減少する原因
ヘアカラーやパーマの薬剤ダメージ/紫外線ダメージ/過剰な我流ケア/ドライヤーの使い方/ヘアアイロンの使い方
日常的に使用しているヘア機器も、ヘアオイルで保護をして、適切な温度と時間で使えば、ダメージを抑えられます。
頭皮のSOSと発症原因
ツヤの減少と頭皮の症状
頭皮はケアを必要とするSOSサインを発していますが、気付かれず、見過ごされています。
その頭皮のSOSとは
常にかゆみの波がある/花粉症の季節はかゆみが強くなる/ヘアカラーやパーマでヒリヒリ(痛)や、ムズムズ(痒)が起こる/パサパサしたフケが出る
原因は「ドライダメージ=乾燥=過敏」
頭皮が乾燥すると、保護膜が薄くなり過敏な状態に陥ります。この保護膜は、皮脂と汗で形成されたバリア機能で、細菌や汚れの体内侵入を防いでいます。
しかし、このバリアが弱まると外部刺激に対しとても敏感に反応し、乾燥させない保湿ケアが重要なのです。
【艶】スパの効能・効果
頭皮の炎症を抑える/毛包を強く保つ/頭皮の代謝を高める/頭部の血流を整える/毛根に栄養素を巡らせる
ヘアカラーやパーマをオーダーした時は、薬剤残留を除去するケアも受けることが大切です。
それでも約1週間は、薬剤刺激による敏感期間となるため、ホームケアでしっかりと保湿機能を高めましょう。
老化は止められませんが、限りなくゆるやかに導くことができるヘッドスパで、まずは髪土台を整え、ホームケアで守り続けましょう。