年齢とともに変化する髪質。それは頭皮と毛細血管の老化によるもの。エイジング世代のうねりや広がりを整える秘訣はヘッドスパにあります。
髪質の変化は3種類
ツヤの減少、うねりや広がりの発症、白髪や衰弱毛。この3つの「見える症状」が、加齢とともに進行する髪質の変化です。
どの症状が先に出るか、または複数が重なって始まるかは、生活習慣や現在までのヘアケアにより異なります。
まずは、気付いた症状から着手し、未来の予防ケアを兼ねて、健康で美しい髪を保つことができます。もしあなたが50歳なら、生えてくる髪も50歳です。
このページは、「うねりや広がり」の原因と解決方法についてご説明しています。
うねりや広がりに関連する症状
「うねり」は、もみあげやこめかみ、そして襟足に強く現れ、「広がり」は髪全体に感じます。そしてこのタイプには、下記の症状も現れています。
頭皮の臭いが強くなった/髪の根本がベタつく/ポロポロしたフケが出る/頭部に重みを感じる/目が疲れやすくなった/首裏や耳周りに詰まりを感じる
このように、ヘアカラーやパーマに影響することではなく、頭皮臭や頭部の不調を感じることが特徴です。
原因はむくみ
うねりや広がりの原因は、実は頭部のむくみによるものだとは、ほとんど知られていません。このむくみは、水分=老廃物が停滞したもので、排出には運動が必要です。
またそれだけではなく、老廃物を流すリンパ管が、姿勢の崩れや疲労のコリで圧迫され、流れが悪くなっていることも考えられます。
また、甘いものを好む習慣があると「糖化」により頭皮が硬くなりやすく、むくみを増幅させます。
むくみのSOSとは
頭皮が発する初期SOSはニオイです。女性にも加齢臭や頭皮臭が発生し、頭皮が「オイリーorインナードライ=皮脂分泌過多」状態に傾き始めています。
このニオイ問題は、放置すると対人関係に支障をきたすため、早急にサロンケアを受けることをお勧めします。
髪と頭皮の変化を知る
一体、頭部でどのようなことが起こっているのでしょうか。
まず、頭皮のむくみは「毛包」という髪の通り道を押しつぶすため、歪みのある偏平した髪が生えてきます。
これは、生まれつきのくせ毛を除き、真円だった髪が楕円形なり、さらに湾曲していくことを表します。
そして毛包が押しつぶされると毛穴も歪み、皮脂が詰まりニオイを放ちます。
このように、頭部のむくみや毛包の変形は知られておらず、自己流ケアにより、ニオイを悪化させています。
日常に潜む逆効果ケア
また、頭皮のニオイが気になり強く洗う傾向があります。これが頭皮の乾燥を引き起こす逆効果となり、皮脂分泌が増える悪循環が起こります。